たのしい製作日記カヌー2005_16 [カヌー編]
3-1 水密検査(浸水テスト) その2
自分の体の検査のために会社を休み午前中病院へ。
検査では結局問題なしと診断してもらって、午後フリーとなりました。ということで、川に出かけました。
非常に天気が良くて、ドライブも気持ちがいい。エアコンなんか使わずに窓を開けて走ります。
場所は豊田市の矢作川。本流に合流する前の流れの緩やかな支流に河川敷があります。
ここは休みになると、バーベキューしている人をよく見かけます。
駐車場もあるし結構便利な場所です。
学生時代は、サッカーをするためにこのあたりまで来ていました。
いい景色です。
地図は下記に。
http://www.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&q=%E8%B1%8A%E7%94%B0%E3%80%80%E7%9F%A2%E4%BD%9C%E5%B7%9D&ie=UTF8&z=17&ll=35.102022,137.171366&spn=0.004292,0.007446&om=1
日差しは強くてまだ『夏』という感じの雲もありました。
水もまあまあ透明で、きれいな感じです。
ということで、このあたりで浸水テストを行うことにします。
カヌー(正確にはカヤック、というよりもファルトボート)の組み立ては、15分程度でした。
数人で手分けしてやれば、たぶん5分程度で終わるかも。このあたりの利便性は合格点です。
組み立て後、いよいよ水に浮かべます。さて、どうなるか・・・。
まあ、予想通り浮かびます。
そりゃ、あの重量であの体積なら普通に浮くだろうという当たり前の結果でした。
水漏れもなさそうなので、ひとまず乗ってみます。
これもまあ、乗れました。
オールが無いので手で漕がなければならなかったのですが、前進、後進、回頭、すべて問題なくできました。
あとテストなので悪いところも探します。乗ってみて気が付いた問題点を列挙すると・・・。
・まず船の安定が悪い。
左右の重心バランスをちょっと気をつけないと転覆しそうになります。
感覚的に、バランスボールに乗っている感じです。
これはまあ、何の計算もせず設計したので、しょうがないと言えばしょうがない点です。
次回はもうちょっと重心を考え左右の幅を広げて、安定度を高める設計をしなければ。
・次にカヌーの皮の張り付け方法。
水を漕いで航行するため、当然水が船に降りかかります。
しかし、マジックテープで止めた部分は、水が船底に入り込みやすい構造でした。
コレも解決方法を考えなければ、いまいちです。
以上のようにバランスが悪いなど多少の問題があるものの、浸水することなく一応の使用に耐えうるカヌーであることが確認できました。
#むしろ、多少バランスが悪くて誰かが沈没したほうが、遊ぶときには楽しいのですが。
ということでカヌー完成。
あとは塗装やらオールなどこまごました作業をして終わりです。
たのしい製作日記カヌー2005_15 [カヌー編]
3-1 水密検査(浸水テスト)
防水ペンキも塗り終わり、カヌーは構造としてとりあえず完成!(オールは未着手ですが)
本当の意味での完成は、下記が確認できてからです。
・実際に水に浮かぶこと。
・浸水しないこと。
ということで、カヌー1セットを準備して浸水テストできる場所まで移動です。
移動や収納を容易にするために組み立て式にしたので、バラすと下図のようになります。
これを車に積み込んで、テスト場所を探します。
浸水テストは、流れのある川よりもプールなどがベストです。
学生時代にカヌーを作った時は、学校の噴水の池でテストしました(教授にはバカ!と怒られましたが・・・。)
残念ながら今はそんな便利な環境ではないので、とりあえず近所の裏山の池に行ってみました。
風景が良く、水面も静かなので、この場所でテストしようと思いましたがあいにく先客が・・・。
まあよくよく見てみると、立看板に『池に入ってはいけません』とあったので断念。
他をあたろうと思っていたところ、小雨が降ってきたため本日のテストは中止しました。
ということで完成はまた次回に繰り越しです。
たのしい製作日記カヌー2005_14 [カヌー編]
1-7 パイプフレームの末端処理(0.5時間)
カヌーの皮を張るにあたり、フレームの末端のU字金具の長すぎる部分を切り落としました。
金ノコギリが手元に無かったため、電動ジグゾー鉄工刃で切りました。
素材が小さすぎるため、固定することが大変でした。
おそらく、金ノコギリで切断した方が楽だったと思います。
2-3 カヌー皮の加工、その3(0.5時間)
カヌーの皮の両端とコクピット部分をミシンで加工して、皮作りを完了しました。
両端は袋状に縫い合わせました。
最後まで悩んでいたコクピット部分の加工は、紐で縛るという原始的な取り付け方法を採用しました。
採用理由は、まあ、時間も少ないし、他の方法を考えることが面倒だったためです。
個人工作なので、駄目なら次回改良すれば良いのです。
2-3 カヌー皮の加工、その4(1時間)
最後に防水加工です。
ホームセンタで、防水ペンキを購入。
・弾性塗料ブロック外かべ用(8kg)(ニッペホームペイント社製) : 6280円
前回作ったときもこのペンキを塗った実績があります。
乾燥後も弾性があり、伸び縮みする布には最適と思われる防水ペンキです。
ただ、値段が高いのが問題です(材料費の約半分がこのペンキ代)。
同じような性質のペンキで4kg程度のものが売っていればなぁ・・・と、つくづく思います。
まず、防水ペンキを塗り易くするため、加工した皮をフレームに取り付けます。
<取り付け手順01>
フレームをひっくり返して置き、カヌー皮の片方(縫い合わせた方)を被せます。
<取り付け手順02>
フレームを元に戻し、カヌー皮のマジックテープで留める方を引っ張り、皮の形を整えます。
<取り付け手順03>
マジックテープでカヌー皮を留めます。
<取り付け手順04>
コクピット部分の紐を結び、その上に人が乗るための板を敷きます。
これでフレームへのカヌー皮の取り付け完了です。
あとはペンキを塗るだけです。
カヌーを再度ひっくり返し、張ったカヌー皮にペンキを塗ります。
映画ベストキッドのようにアップ、ダウン、アップ、ダウン・・・と塗りムラがなくなるよう塗ります。
塗り終わる頃には、自然に敵のパンチを振り払える防御術が身についているはずです、押忍(ミヤギ流空手)。
たのしい製作日記カヌー2005_13 [カヌー編]
2-3 カヌー皮の加工、その2(0.5時間)
マジックテープを100円ショップで購入。
ホームセンタで見たものよりもこちらのほうが安かったです。
・マジックテープ(250×50)×4枚 : 420円
マジックテープをカヌーの皮に縫い付けます。
このカヌー皮のサイズも測っておくと、次に作る際に便利です。
しかし、まだ未完成でカヌー皮に修正が入る可能性があるため、採寸は完成後まで保留します。
実際に縫い付けた状態は下図です。
次はコクピット周りのカヌー皮処理を考えます。
あと2日で完成させるために大急ぎでしなければ。。。
後日談:
今回使用したマジックテープは裏が粘着テープのようになっていました。
これはこれで便利なのですが、この粘着テープの糊が邪魔になり、ミシンで上手く縫えませんでした。
今回のようにミシンをかけたい場合は粘着テープになっていないものを選ぶべきです。
たのしい製作日記カヌー2005_12 [カヌー編]
祝?1周年!って、もう2006年だし。今年こそ!
夏休み中とまでは言わないがせめて8月中に浸水テストまでしたいです。
2-3 カヌー皮の加工、その1(1.0時間)
カヌーの皮を実際に加工します。
組み立て式で無くても良い場合は、このまま皮を巻きつけ、布用ボンドによる接着をした方が早いです。
作業的にも多分、1時間あれば終わります。
しかし今回は組み立て式を実現したいため、ちょっと面倒ですが、皮を加工して脱着可能にします。
まずは、合わせ目を確認するために、カヌーに張った状態に近い形で巻きつけます。
次に合わせ目にペンで線を引きます。この線にあわせて裁断、縫い合わせなどを行います。
コクピットの手前まで合わせ目の線を引きます。
脱着のための加工はマジックテープ(面ファスナ)を使うことにしました。
ただ、船の前後で同じ加工をすると非常に面倒であるため、片側はミシンで縫い付けることにしました。
組み立て時は皮の縫い付けた方にカヌーのフレームを差し込み、反対側の皮をマジックテープで固定する予定です。
マジックテープを取り付ける部分は線を引いた後、間違えないように注意書きを皮に書き込みました。
次はカヌー皮のマジックテープ取り付け、コクピット周りの加工です。
たのしい製作日記カヌー2005_11 [カヌー編]
2-2 カヌー皮張り(0.5時間)
実際にカヌーの皮をどのような寸法で取り付けるか、あたりを見てみます。
下図のように実際にフレームに合わせて、どのように皮を整形するかを考えます。
フレームをひっくり返し、船底から包む。
フレームを元に戻し、形を整える。
大体のサイズを鉛筆などで皮に書き、後ほど整形します。
車の荷台で運べるような組み立て式を作りたいので、皮も取り外しできるようにする必要があります。
現在、マジックテープなどを利用して取り付ける方式を考え中です。
また、ホームセンタや手芸店を回ります。
たのしい製作日記カヌー2005_10 [カヌー編]
かなりブランクが開いてしまいました。
当初の予定に比べて1ヶ月半以上の遅れです。
実際の仕事とさほど変わりない適当な納期感覚は改善しなければと思いつつもう10月です。
これは浸水テストで沈したら命に関わる季節になってきました。早く仕上げなければ・・・。
さて、最後の工程であるカヤックの皮張りに取り掛かりました。
取り掛かる上で、どうやってフレームを包み込んで皮を固定しようかが、未定です。
ひとまずサイズを確認するために、外装の製作の2-1で作った皮を当ててみました。
その際組み立てたフレームで、パイプの長さを測りました。
これでまた製作工程を明確化できます。
実測の結果、なんと、2本を1つに繋いだ5本のフレームすべて、3210mmでした。
はじめは、5本とも同じになるのは構造上ありえないのでは?と疑いました。
が、考えてみれば、5本のフレームの横板を通過する位置が違っている。
つまり、同じ長さでも湾曲の度合いが違うのでちゃんと船の形になるのだと分かりました。
適当に作っていても、その辺の感覚ってのは、あるもんだなぁと偶然に感心しました。
たのしい製作日記番外編その2 [カヌー編]
夏休みが終わってしまいましたが、カヌーはまだ未完成です。
予算、工数ともにオーバはしていませんが、夏休み中に遊ぶという目的は達成できず。残念。
本日より2週間程度の出張となるので、一時製作を保留いたします。
しかかり事項と現状を以下にまとめます。
【コスト】
・下地合板(1800×900×11.5) : 798円
・下地合板カット料(10カット) : 300円
・角材(1800×27×27) : 528円
・木ネジ(3.8×38)180本入 : 207円
・塩ビの配水用パイプ(2000、外径18、内径13)×10本 : 1760円
・コニシ、ボンド塩ビ用速乾透明、接着剤(30ml) : 189円
・塩ビパイプ給水継ぎ手バルブソケット(ネジのオス型)×5個 : 240円
・塩ビパイプ給水継ぎ手ソケット(ネジのメス型)×5個 :290円
・日本帆布(綿100%380円/m)×7(m) : 2793円
・コニシ、Gクリアー速乾透明(170ml) : 575円
・足長U字ボルト(6×80)×2個 : 104円
・U字ボルトプレート×2個 : 80円
合計 : 7864円
【今後購入予定】
・防水用ペンキ : 6500円
・装飾用ペンキ : 500円
・パドル用材料 : 500円
【作業時間】
17.5時間(1日7時間と考えると2.5日)
【しかかり事項】
・カヌー皮張り(3時間)
・防水ペンキ塗り(5時間)
・パドル製作(2時間)
作業再開は9月初旬の予定です。
たのしい製作日記カヌー2005_09 [カヌー編]
1-6 パイプフレームの長さ調整とコクピットへの取り付け(4時間)
接続部を作っておいたパイプフレームをコクピットに取り付けて、長さを調整します。
設計図を作っていないので、実際に取り付け具合を見て調整します。
パイプフレームをコクピットの穴5箇所に差込み、コクピット中央で前後のパイプを接続します。
なんとなく、わら納豆っぽいですが、ちゃんとカヌー(カヤック)らしい形になるように調整します。
調整した長さで各パイプを切断します。
今後の製作のために、各パイプの長さも記録しておきたいところです。
が、ちょっと面倒だったので今回は省略。また、後日測定しておきます。
さて、構想の段階からパイプフレームの末端をどのようにまとめるかを憂慮していました。
どうしようかと考えながらホームセンタを散策していると、よい素材を見つけました。
・足長U字ボルト(6×80)×2個 : 104円
・U字ボルトプレート×2個 : 80円
やはり素人工作において、『アイデアを練りながらホームセンタを歩き回ること』が
最良の問題解決法であると実感しました。
ということで、パイプフレームの末端は下図のようになりました。
パイプフレームに穴を開け、U字のボルトで串刺しです。
これでカヌーのフレームは完成とします。
ということで、過去に購入した『塩ビパイプ給水継ぎ手ソケット(末端用)』は不要となりました。
もったいないので、また何か別の工作で使おうと思います。
たのしい製作日記カヌー2005_08 [カヌー編]
2.外装の製作
2-1 カヌーの皮つくり(1時間)
カヌーの骨組みであるコクピット系が落ち着いたので、今度は皮となる部分を作成します。
手芸屋さんの大塚屋とホームセンタにて下記を購入。
・日本帆布(綿100%380円/m)×7(m) : 2793円
・コニシ、Gクリアー速乾透明(170ml) : 575円
本当は8(m)買おうと思ったのですが在庫が無かったので、残っていた7.2(m)全てを購入。
必要数無かったということで、7(m)分にオマケして貰えました。
これを3.6(m)ずつに切り、5(cm)程度重ねて布用ボンドで張り合わせます。
実際に布全長3.6(m)を見ると、作るカヌーの大きさを実感します。
というか、このペースで完成するのかっ?!