ビール醸造の実験開始_003 第1回醸造結果と第2回仕込み [低コストビールの自作]
第1回目の黒ビール、BLACK ROCK社のBOCKがほぼ出来上がりました。
結果は、二次発酵一週間目の味見で感じた酸味がほぼ無くなった黒ビールになりました。泡立ちも充分です。
ただ、美味しいのですがあまり黒ビールを飲み慣れていないため、この味で正解なのかどうかが分かりませんでした。
また前回キリン樽生を購入してから、やはり飲み慣れたピルスナータイプを作って飲みたくなったので、東急ハンズで見かけたピルスナータイプのモルト缶を買ってきました。
ということで、第二回ビール作りは、BLACK ROCK社のExportPilsenerです。
モルト缶(1700g) ……1680円(通常価格2100円ですが賞味期限が4カ月後なので安売り)
砂糖(1kg) ……198円
作る手順は前回と同じであるため、大部分を割愛します。用具の洗浄と殺菌をしっかりすることがポイントです。
今回はモルト缶を開ける前に缶を湯煎して少し温めて、缶の中身の粘性を下げました。
モルト缶の中身は麦芽糖とホップエキスを混ぜたものだと思います。要するに水あめです。なので、湯煎したことでかなり鍋への投入が楽になりました。
缶を開けると独特の匂いがします。ビールの材料だと思っていると『思ってたんと違う』とびっくりするぐらい匂いが独特です。上手く例えられないと思っていたら、通りすがりのカミさんが『みたらし団子のたれの匂い』と一言。なるほど、確かにその匂いだわ。
また、今回はモルト缶をお湯に溶かして砂糖を追加した後、沸騰しない程度の弱火で30分煮ました。
缶記載のレシピでは、煮沸したお湯に溶かして煮なくてもOKと書いてありますが、殺菌も兼ねて加熱するとよいという師匠からの助言に従うことにします。
むしろ、缶に貼りつけられた日本語のレシピシールの内容と、缶に記載された英文レシピの内容が地味に違います。モルト缶と砂糖を溶かすお湯の量は、日本語では2リットル、原文では4リットルです。まあ要するに適当でも作れますということなのでしょう。
煮込んだビール原液を、醸造タンク内の17リットルの水に注ぎこみます。
今回の仕込み量も、トータル21リットルとなりました。
これにて醸造初日の作業が完了。9月22日のことでした。気温は28℃です。
それから1日後、今回は発酵栓から出てくる炭酸ガスの量を調べることにしました。
見た目のガスの量は、直径5mmほどの泡が毎秒5粒程度のスピードで出ているので毎分120ml程度の炭酸ガス発生量だと思います。
実際に、理科の実験のように炭酸ガスの量を測ると、80秒で160mlでした。
ということで、概算見積もりは妥当でした。
それからさらに2日後の9月25日現在、帰宅すると昨日までの活発な発酵が嘘のように炭酸ガスの発生が停止していました。
気温は28℃で秋の過ごしやすい気候です。発酵する温度としては、最適な部類に入ると思います。
やはり、BLACK ROCK社のイースト菌は弱めなのでしょうか。むしろ賞味期限間近なのでイースト菌が疲れちゃっているのでしょうか。
いつか新しいモルト缶で完全レシピ通りに作ってみたいですが、今回は前回同様イーストを追加することにしました。
今回追加するイーストは3gです。測定済みです。
パン用のドライイーストですが、まあ適当工作なのでよい事にします。ほぼ同じ種類ですよね?たぶん。
醸造タンクの蓋をあけると、やはり液面は静かな状態で発酵が終わっている感じです。
ということで、イーストを3g追加。液面にイーストの粉がスーと広がって、数分後には炭酸ガスの発生が再開されました。
これであと3,4日待って、醸造開始から一週間後の9月29日に様子をみてボトリングする予定です。
ちなみに前回作った打栓器で瓶が密閉できるか確認するために、砂糖水とイースト少々を混ぜた液を瓶に入れて手作り打栓器で栓をしておいたところ、数日後開ける際にポンと音がして炭酸水が出来ていました。
打栓器は正常に打栓できているようなので安心しました。
結果は、二次発酵一週間目の味見で感じた酸味がほぼ無くなった黒ビールになりました。泡立ちも充分です。
ただ、美味しいのですがあまり黒ビールを飲み慣れていないため、この味で正解なのかどうかが分かりませんでした。
また前回キリン樽生を購入してから、やはり飲み慣れたピルスナータイプを作って飲みたくなったので、東急ハンズで見かけたピルスナータイプのモルト缶を買ってきました。
ということで、第二回ビール作りは、BLACK ROCK社のExportPilsenerです。
モルト缶(1700g) ……1680円(通常価格2100円ですが賞味期限が4カ月後なので安売り)
砂糖(1kg) ……198円
作る手順は前回と同じであるため、大部分を割愛します。用具の洗浄と殺菌をしっかりすることがポイントです。
今回はモルト缶を開ける前に缶を湯煎して少し温めて、缶の中身の粘性を下げました。
モルト缶の中身は麦芽糖とホップエキスを混ぜたものだと思います。要するに水あめです。なので、湯煎したことでかなり鍋への投入が楽になりました。
缶を開けると独特の匂いがします。ビールの材料だと思っていると『思ってたんと違う』とびっくりするぐらい匂いが独特です。上手く例えられないと思っていたら、通りすがりのカミさんが『みたらし団子のたれの匂い』と一言。なるほど、確かにその匂いだわ。
また、今回はモルト缶をお湯に溶かして砂糖を追加した後、沸騰しない程度の弱火で30分煮ました。
缶記載のレシピでは、煮沸したお湯に溶かして煮なくてもOKと書いてありますが、殺菌も兼ねて加熱するとよいという師匠からの助言に従うことにします。
むしろ、缶に貼りつけられた日本語のレシピシールの内容と、缶に記載された英文レシピの内容が地味に違います。モルト缶と砂糖を溶かすお湯の量は、日本語では2リットル、原文では4リットルです。まあ要するに適当でも作れますということなのでしょう。
煮込んだビール原液を、醸造タンク内の17リットルの水に注ぎこみます。
今回の仕込み量も、トータル21リットルとなりました。
これにて醸造初日の作業が完了。9月22日のことでした。気温は28℃です。
それから1日後、今回は発酵栓から出てくる炭酸ガスの量を調べることにしました。
見た目のガスの量は、直径5mmほどの泡が毎秒5粒程度のスピードで出ているので毎分120ml程度の炭酸ガス発生量だと思います。
実際に、理科の実験のように炭酸ガスの量を測ると、80秒で160mlでした。
ということで、概算見積もりは妥当でした。
それからさらに2日後の9月25日現在、帰宅すると昨日までの活発な発酵が嘘のように炭酸ガスの発生が停止していました。
気温は28℃で秋の過ごしやすい気候です。発酵する温度としては、最適な部類に入ると思います。
やはり、BLACK ROCK社のイースト菌は弱めなのでしょうか。むしろ賞味期限間近なのでイースト菌が疲れちゃっているのでしょうか。
いつか新しいモルト缶で完全レシピ通りに作ってみたいですが、今回は前回同様イーストを追加することにしました。
今回追加するイーストは3gです。測定済みです。
パン用のドライイーストですが、まあ適当工作なのでよい事にします。ほぼ同じ種類ですよね?たぶん。
醸造タンクの蓋をあけると、やはり液面は静かな状態で発酵が終わっている感じです。
ということで、イーストを3g追加。液面にイーストの粉がスーと広がって、数分後には炭酸ガスの発生が再開されました。
これであと3,4日待って、醸造開始から一週間後の9月29日に様子をみてボトリングする予定です。
ちなみに前回作った打栓器で瓶が密閉できるか確認するために、砂糖水とイースト少々を混ぜた液を瓶に入れて手作り打栓器で栓をしておいたところ、数日後開ける際にポンと音がして炭酸水が出来ていました。
打栓器は正常に打栓できているようなので安心しました。
ビールの打栓器を作ってみました [低コストビールの自作]
どうせビールを作るならば、やはり瓶ビールを作ってみたい!ということで、瓶ビールに必要な王冠を買ってきました。
王冠で瓶にふたをするためには、王冠を瓶に取り付ける打栓器という装置が必要になります。
ただ、この打栓器が2500円ぐらいするのです。
やっていることは、買ったばかりの開いた王冠の外周を押し込んで瓶にかしめるだけと簡単なので、低コストで打栓器を作ってみることにしました。
材料はコ―キングガンとカンロ杓子。それだけです。
コ―キングガンは、東急ハンズのバーゲンで30円で購入。カンロ杓子はホームセンタで158円で購入。合計188円。
打栓の手順構想としては、まず最初に瓶に王冠を乗せます。
次に王冠に打栓器の『ベル』と呼ばれる部分を押しつけます。
コ―キングガンのレバーを使って、瓶に王冠を押しつけるようにして王冠の外周をかしめます。
なんとなく上手くいく気になったので、カンロ杓子の持ち手の針金を切り落とし、カンロ杓子の中央に直径6mmの穴をあけました。
穴をあけたカンロ杓子をコ―キングガンの先端に取り付けました。
高さを瓶の口に合わせて、後はコ―キングガンのレバーを握るだけ。カンロ杓子改めベル部分が王冠をかしめた結果、見事に栓が出来ました。
王冠部分を横から見ても、しっかり密着しているようです。
気密性が保たれるほどしっかり密着しているかは、砂糖水にイースト菌を混ぜたものをその瓶に入れて打栓して、炭酸水ができるかどうかで判断します。
これでともかく、容器問題はいろいろ解決しました。
次回更新は、第一回目の醸造結果の確認の予定です。
王冠で瓶にふたをするためには、王冠を瓶に取り付ける打栓器という装置が必要になります。
ただ、この打栓器が2500円ぐらいするのです。
やっていることは、買ったばかりの開いた王冠の外周を押し込んで瓶にかしめるだけと簡単なので、低コストで打栓器を作ってみることにしました。
材料はコ―キングガンとカンロ杓子。それだけです。
コ―キングガンは、東急ハンズのバーゲンで30円で購入。カンロ杓子はホームセンタで158円で購入。合計188円。
打栓の手順構想としては、まず最初に瓶に王冠を乗せます。
次に王冠に打栓器の『ベル』と呼ばれる部分を押しつけます。
コ―キングガンのレバーを使って、瓶に王冠を押しつけるようにして王冠の外周をかしめます。
なんとなく上手くいく気になったので、カンロ杓子の持ち手の針金を切り落とし、カンロ杓子の中央に直径6mmの穴をあけました。
穴をあけたカンロ杓子をコ―キングガンの先端に取り付けました。
高さを瓶の口に合わせて、後はコ―キングガンのレバーを握るだけ。カンロ杓子改めベル部分が王冠をかしめた結果、見事に栓が出来ました。
王冠部分を横から見ても、しっかり密着しているようです。
気密性が保たれるほどしっかり密着しているかは、砂糖水にイースト菌を混ぜたものをその瓶に入れて打栓して、炭酸水ができるかどうかで判断します。
これでともかく、容器問題はいろいろ解決しました。
次回更新は、第一回目の醸造結果の確認の予定です。
キリン一番搾り樽生二本セットを購入 [低コストビールの自作]
ビール自作のために、瓶詰めする容器確保が必要になりました。
スクリューキャップが使えて便利なのは1.5リットルペットボトルや2リットルのアルミ缶ですが、これらの容器だと飲む時に一気に飲まないと気が抜けて、さらに空気に触れるため酸化して美味しくなくなります。
そこでビール自作の道を突き詰めた家庭醸造家たちは、居酒屋などで使われるケグというアルミ樽を使ったりするそうです。
ただ、それらを買い揃えると結構な値段になってしまいます。
出来たてのおいしいビールを飲むことと同じぐらい重要な要素として低コストを目指しているため、どうしようかと考えていたら、物置から「キリン一番搾り樽生サーバーセット」を発掘しました。
すでにサーバーセット自体は生産終了となっており、このサーバーで使える一番搾り樽生も2013年12月で販売終了とのことです。サーバーセットを買った数年前の自分偉い!
ということで、必要に迫られたのでしょうがない出費として販売終了となる前に樽生を注文しました。
1520ml缶が2個セットで2800円(送料込)。
キリン樽生一番搾り http://www.kirin.co.jp/brands/tarunama/whats/
これ飲みながら今この記録を書いているのですが、樽生美味しいです。これが販売終了とか本当に勿体ないです。
ということで、次回のビール醸造はピルスナータイプにして、このアルミ缶を使うことにします。
スクリューキャップが使えて便利なのは1.5リットルペットボトルや2リットルのアルミ缶ですが、これらの容器だと飲む時に一気に飲まないと気が抜けて、さらに空気に触れるため酸化して美味しくなくなります。
そこでビール自作の道を突き詰めた家庭醸造家たちは、居酒屋などで使われるケグというアルミ樽を使ったりするそうです。
ただ、それらを買い揃えると結構な値段になってしまいます。
出来たてのおいしいビールを飲むことと同じぐらい重要な要素として低コストを目指しているため、どうしようかと考えていたら、物置から「キリン一番搾り樽生サーバーセット」を発掘しました。
すでにサーバーセット自体は生産終了となっており、このサーバーで使える一番搾り樽生も2013年12月で販売終了とのことです。サーバーセットを買った数年前の自分偉い!
ということで、必要に迫られたのでしょうがない出費として販売終了となる前に樽生を注文しました。
1520ml缶が2個セットで2800円(送料込)。
キリン樽生一番搾り http://www.kirin.co.jp/brands/tarunama/whats/
これ飲みながら今この記録を書いているのですが、樽生美味しいです。これが販売終了とか本当に勿体ないです。
ということで、次回のビール醸造はピルスナータイプにして、このアルミ缶を使うことにします。
ビール醸造の実験開始_002 [低コストビールの自作]
自作ビール試作1stロットは無事に瓶詰が完了し、20リットルを二次発酵に移行しました。進捗をまとめて報告します。
<進捗まとめ>
8/20 0:00~ 仕込み完了し、一次発酵開始。室温は29℃程度を以降維持。
8/21 活発に発酵。炭酸ガス発生は、120ml/min程度。
8/22 そこそこ発酵。炭酸ガスは、20ml/min程度まで落ち着く。
8/23 0:00 炭酸ガス発生がなくなり、液面も泡がなくなったためイースト10g(パン用)を追加。再度炭酸ガス発生を確認。
再び120ml/min程度まで活性化。
8/24 22:00 発酵が沈静化。味見で甘みがなくなっていたため瓶詰。
プライムシュガーは3gのスティックタイプを500ml毎に使用。常温で保存。
8/27 23:00 味見2回目。グラスに注ぐと泡立ちすることを確認。
味は黒ビールっぽく、ほのかに酸味を感じる。どこかで雑菌が混入した可能性あり?
ビールはもともと酸性らしいが、酸味が消えればさらに美味しくなるはずなので発酵の頑張りに期待。
<補足>
・使用したモルト缶がBlackrock社製のもので、師匠の助言により一次発酵時3日目に活性化させたイーストを追加しました。
確かに一次発酵3日目には炭酸ガス発生が落ち着き発酵が弱まっていたので、追加して正解だったと思います。
・瓶は、打栓器、王冠、ビンの手配が間に合わなかったため、炭酸水のペットボトルを利用しました。ポリタンクの蛇口は幸いペットボトルの口に合いました。
・温度計や打栓器など不足している器具は、順次揃えていこうと思います。
<進捗まとめ>
8/20 0:00~ 仕込み完了し、一次発酵開始。室温は29℃程度を以降維持。
8/21 活発に発酵。炭酸ガス発生は、120ml/min程度。
8/22 そこそこ発酵。炭酸ガスは、20ml/min程度まで落ち着く。
8/23 0:00 炭酸ガス発生がなくなり、液面も泡がなくなったためイースト10g(パン用)を追加。再度炭酸ガス発生を確認。
再び120ml/min程度まで活性化。
8/24 22:00 発酵が沈静化。味見で甘みがなくなっていたため瓶詰。
プライムシュガーは3gのスティックタイプを500ml毎に使用。常温で保存。
8/27 23:00 味見2回目。グラスに注ぐと泡立ちすることを確認。
味は黒ビールっぽく、ほのかに酸味を感じる。どこかで雑菌が混入した可能性あり?
ビールはもともと酸性らしいが、酸味が消えればさらに美味しくなるはずなので発酵の頑張りに期待。
<補足>
・使用したモルト缶がBlackrock社製のもので、師匠の助言により一次発酵時3日目に活性化させたイーストを追加しました。
確かに一次発酵3日目には炭酸ガス発生が落ち着き発酵が弱まっていたので、追加して正解だったと思います。
・瓶は、打栓器、王冠、ビンの手配が間に合わなかったため、炭酸水のペットボトルを利用しました。ポリタンクの蛇口は幸いペットボトルの口に合いました。
・温度計や打栓器など不足している器具は、順次揃えていこうと思います。
ビール醸造の実験開始_001 [低コストビールの自作]
夏は暑いのでビールが美味しいです。というよりも、ビールが好きなので一年中飲んでいるわけなのですが、友人から漫画『もやしもん』を借りて読むという夏休みを過ごしました。
もやしもんの中では、発酵にまつわるお話がたくさん出てくるわけで、当然のように工作、自作好きとしてはビールも作りたくなるわけです。
ちょっと調べると20リットル強のビールを作るキットが12000円ぐらいで売っていることが分かりました。
しかし、お金をかけずにものづくりを楽しむという自身のモットーに基づき、できる限り自分で集めて作って低コストでのビール作りを試行してみます。
まずは、材料集めとして下記を揃えました。
モルト缶(ビールの素)1700g ……800円(通常価格2000円ですが賞味期限が3カ月後なので安売り)
ポリタンク(20リットル) ……1050円
水槽ポンプ用チェックバルブ(逆止弁) ……155円
水槽ポンプ用チューブ2m ……100円
発酵栓用パーツ(オイル容器) ……105円
砂糖(1kg) ……188円
アルコール消毒用スプレーボトル ……105円
消毒用アルコール(スピリタスで代用)
合計、2503円。これでビール20リットル程度を作った場合は、500mlあたり約63円。おお、お得だ。
上記材料以外に、発酵が終わった後の瓶詰めのための容器が別途必要になりますが、それは炭酸水のペットボトルなどを流用することにするので、コストには算入しないことにしました。
とはいえ、日本の法律上、一般の人はアルコール度数1%以上のお酒は作ってはいけないことになっています。
出来上がるものは砂糖の量を調整して低アルコールに抑えた『ビールっぽい何か』なので、そこまでお得ってわけではないです。
ともかく、ひとまず製作に着手です。
ビールの仕込みの前にまず作らなければならないものは、発酵栓です。
ビールがイースト菌によって発酵する際、糖分を分解と同時に炭酸ガスが発生します。醸造タンクは雑菌や空気の流入を防ぐために密閉しますが、炭酸ガスを抜く必要があります。
そこで、発酵栓という逆止弁を付けて炭酸ガスを抜き、でも外気を醸造タンクに入れない装置が必要になります。
発酵栓の市販品は400円から700円程度で売っているようですが、原理的には300円程度で作れるものなので作りました。
まずは100円ショップで買ったオイル容器の注ぎ口をハサミで適当に切断して、ビニールチューブを通せるようにします。
次に、醸造タンクについている注ぐ際の吸気穴のパーツを引っこ抜き、反対向きに差し直しました。
上図が吸気穴パーツを取る前。下図が向きを変えて差し直した後。
この差し直した吸気穴パーツに、チューブをねじ込みます。
意外ときっちりハマりました。自分の工作はとことん加工が少ない怠け癖が出ます。
このチューブを適度な長さ(今回は30cm程度)に切って、チェックバルブを差し込みます。IN/OUTの向きは間違えないように注意が必要です。
次はオイル容器の深さに合わせてチューブを切断して、先にハサミで切っておいたオイル容器の蓋の穴にチューブを通します。
チューブを通す際は、水などに濡らすと楽に作業ができます。
このチューブをチェックバルブのOUT側に接続します。これで発酵栓は完成です。ゆっくり作業してだいたい30分程度でした。
出来上がった醸造タンクと発酵栓などは、洗った後アルコールをスプレーして消毒します。換気に注意が必要です。
鍋に2リットルの水を入れて沸騰させたら、火を止めてモルト缶の中身を入れてかき混ぜます。砂糖は200g弱投入でアルコールが1%以下に抑えられるそうです。レシピは大抵モルト缶に書いてあるようですので、そのレシピ通りにやれば問題ありませんでした。
レシピ通りにやるならば仕込み量は23リットル程度ですが、砂糖の量を減らしたことと溶かしたモルト液を醸造タンクに入れる際に少しこぼしてしまったこともあり、仕込み量は21リットルとしました。
醸造タンクにあらかじめ17リットル程度の水を入れておき、モルト液を注いで仕込み量を21リットルに調整しました。
モルト液の温度がだいたい20℃から24℃だと思われるので、モルト缶に付属していたイーストを投入しました。
仕込みは以上で終わりです。水の分量測りやタンクの洗浄などで段取りが悪く、この仕込み作業は1時間半程度かかりました。
あとは、だいたい20℃~28℃を保てる場所に安置して、1週間の発酵期間に入ります。
1時間後に確認したところ、自作の発酵栓も上手く機能しているようです。コポコポとガスが出てきているのが確認できました。
今後の1週間で、詰める瓶やボトルの確保をしておきます。
もやしもんの中では、発酵にまつわるお話がたくさん出てくるわけで、当然のように工作、自作好きとしてはビールも作りたくなるわけです。
ちょっと調べると20リットル強のビールを作るキットが12000円ぐらいで売っていることが分かりました。
しかし、お金をかけずにものづくりを楽しむという自身のモットーに基づき、できる限り自分で集めて作って低コストでのビール作りを試行してみます。
まずは、材料集めとして下記を揃えました。
モルト缶(ビールの素)1700g ……800円(通常価格2000円ですが賞味期限が3カ月後なので安売り)
ポリタンク(20リットル) ……1050円
水槽ポンプ用チェックバルブ(逆止弁) ……155円
水槽ポンプ用チューブ2m ……100円
発酵栓用パーツ(オイル容器) ……105円
砂糖(1kg) ……188円
アルコール消毒用スプレーボトル ……105円
消毒用アルコール(スピリタスで代用)
合計、2503円。これでビール20リットル程度を作った場合は、500mlあたり約63円。おお、お得だ。
上記材料以外に、発酵が終わった後の瓶詰めのための容器が別途必要になりますが、それは炭酸水のペットボトルなどを流用することにするので、コストには算入しないことにしました。
とはいえ、日本の法律上、一般の人はアルコール度数1%以上のお酒は作ってはいけないことになっています。
出来上がるものは砂糖の量を調整して低アルコールに抑えた『ビールっぽい何か』なので、そこまでお得ってわけではないです。
ともかく、ひとまず製作に着手です。
ビールの仕込みの前にまず作らなければならないものは、発酵栓です。
ビールがイースト菌によって発酵する際、糖分を分解と同時に炭酸ガスが発生します。醸造タンクは雑菌や空気の流入を防ぐために密閉しますが、炭酸ガスを抜く必要があります。
そこで、発酵栓という逆止弁を付けて炭酸ガスを抜き、でも外気を醸造タンクに入れない装置が必要になります。
発酵栓の市販品は400円から700円程度で売っているようですが、原理的には300円程度で作れるものなので作りました。
まずは100円ショップで買ったオイル容器の注ぎ口をハサミで適当に切断して、ビニールチューブを通せるようにします。
次に、醸造タンクについている注ぐ際の吸気穴のパーツを引っこ抜き、反対向きに差し直しました。
上図が吸気穴パーツを取る前。下図が向きを変えて差し直した後。
この差し直した吸気穴パーツに、チューブをねじ込みます。
意外ときっちりハマりました。自分の工作はとことん加工が少ない怠け癖が出ます。
このチューブを適度な長さ(今回は30cm程度)に切って、チェックバルブを差し込みます。IN/OUTの向きは間違えないように注意が必要です。
次はオイル容器の深さに合わせてチューブを切断して、先にハサミで切っておいたオイル容器の蓋の穴にチューブを通します。
チューブを通す際は、水などに濡らすと楽に作業ができます。
このチューブをチェックバルブのOUT側に接続します。これで発酵栓は完成です。ゆっくり作業してだいたい30分程度でした。
出来上がった醸造タンクと発酵栓などは、洗った後アルコールをスプレーして消毒します。換気に注意が必要です。
鍋に2リットルの水を入れて沸騰させたら、火を止めてモルト缶の中身を入れてかき混ぜます。砂糖は200g弱投入でアルコールが1%以下に抑えられるそうです。レシピは大抵モルト缶に書いてあるようですので、そのレシピ通りにやれば問題ありませんでした。
レシピ通りにやるならば仕込み量は23リットル程度ですが、砂糖の量を減らしたことと溶かしたモルト液を醸造タンクに入れる際に少しこぼしてしまったこともあり、仕込み量は21リットルとしました。
醸造タンクにあらかじめ17リットル程度の水を入れておき、モルト液を注いで仕込み量を21リットルに調整しました。
モルト液の温度がだいたい20℃から24℃だと思われるので、モルト缶に付属していたイーストを投入しました。
仕込みは以上で終わりです。水の分量測りやタンクの洗浄などで段取りが悪く、この仕込み作業は1時間半程度かかりました。
あとは、だいたい20℃~28℃を保てる場所に安置して、1週間の発酵期間に入ります。
1時間後に確認したところ、自作の発酵栓も上手く機能しているようです。コポコポとガスが出てきているのが確認できました。
今後の1週間で、詰める瓶やボトルの確保をしておきます。
ヨーロッパ系のビール瓶で気付いたこと [低コストビールの自作]
ビールが好きなので、たまに世界各国のビールを酒屋で買ってきて飲んでいます。
今回飲んだのは、ヒューガルデン(ベルギー)、ステラ・アルトワ(ベルギー)、ゲッサー(ドイツ)、エーデルワイス(オーストリア)。
どれも美味しかったです。
ヒューガルデンとエーデルワイスはフルーツのような良い匂いです。
ステラ・アルトワは飲み慣れたピルスナータイプですが、ほんの少し、ソーセージのような匂いがするような気がしました。気のせいか?香料が入っているらしいのでハーブのセージが入っているのかと思い、ネットで少し調べましたが結局分からず。
ゲッサーは、まあ普通のビールです。麦100%という感じで美味しいです。
で今回気になったのが、それぞれの瓶についてです。
今回飲んだどの瓶も、瓶になにかしら立体的な装飾が施されていました。
ヨーロッパ以外の国のビールの多くは瓶についた紙ラベルを剥がしてしまったら何のビールだったか分からなくなるような、特徴が少ない瓶ばかりでした。
バドワイザー(アメリカ)やVB(オーストラリア)や青島ビール(中国)などのように、瓶はのっぺりとしていた気がします。
それがヨーロッパ系だとちょっと違う。
まず、ヒューガルデン(ベルギー)は紋章でした。
ステラ・アルトワ(ベルギー)は、ラッパのマーク?
ゲッサー(ドイツ)も紋章?
エーデルワイス(オーストリア)はアルプス山脈なんでしょうか。
そしてエーデルワイスでイキだなぁと感心したのは、底面に装飾されたエーデルワイスの花。
ビールを飲んで、楽しい話に花を咲かせ、最後にほろ酔い気分で瓶底に花が咲く。
オーストリア人…恐ろしい子!(褒め言葉)
今回飲んだのは、ヒューガルデン(ベルギー)、ステラ・アルトワ(ベルギー)、ゲッサー(ドイツ)、エーデルワイス(オーストリア)。
どれも美味しかったです。
ヒューガルデンとエーデルワイスはフルーツのような良い匂いです。
ステラ・アルトワは飲み慣れたピルスナータイプですが、ほんの少し、ソーセージのような匂いがするような気がしました。気のせいか?香料が入っているらしいのでハーブのセージが入っているのかと思い、ネットで少し調べましたが結局分からず。
ゲッサーは、まあ普通のビールです。麦100%という感じで美味しいです。
で今回気になったのが、それぞれの瓶についてです。
今回飲んだどの瓶も、瓶になにかしら立体的な装飾が施されていました。
ヨーロッパ以外の国のビールの多くは瓶についた紙ラベルを剥がしてしまったら何のビールだったか分からなくなるような、特徴が少ない瓶ばかりでした。
バドワイザー(アメリカ)やVB(オーストラリア)や青島ビール(中国)などのように、瓶はのっぺりとしていた気がします。
それがヨーロッパ系だとちょっと違う。
まず、ヒューガルデン(ベルギー)は紋章でした。
ステラ・アルトワ(ベルギー)は、ラッパのマーク?
ゲッサー(ドイツ)も紋章?
エーデルワイス(オーストリア)はアルプス山脈なんでしょうか。
そしてエーデルワイスでイキだなぁと感心したのは、底面に装飾されたエーデルワイスの花。
ビールを飲んで、楽しい話に花を咲かせ、最後にほろ酔い気分で瓶底に花が咲く。
オーストリア人…恐ろしい子!(褒め言葉)