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マンガ肉を作ってみよう05 [マンガ肉編]

 牛モモ肉ブロックを350g用意しました。理想は、6cm程度の厚みがほしかったのですが、お店で買えたのは4cm程度の厚みの肉でした。今回は試作なので、特にこだわらないこととします。
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 柔らかさを出すためにテンダライザでガシガシと肉を叩きます。
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 肉にナイフを貫通させて、試作骨を差し込みます。骨に油を塗るとスムーズに骨を通すことが出来ます。
 肉は表面に焼き色がついた方が美味しく見えるかと思い、塩をふってガスコンロで焼いてみます。
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 加熱してみますが、肉の大きさから予想するに間違いなく中まで火が通っていない気がします。
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 今思うと、この焼きを続けて焼き上げた方が良かったと思いますが3分ほどガスコンロで焼いた後、電子レンジで700Wで1分間加熱しました。
 電子レンジで加熱した場合、予想以上に肉汁が出てしまいます。(血の海のような状態になってしまったので写真は割愛します)

 で、出来上がりがこちら。皿が小さすぎます。
 肉の形としては、もう少し全体が丸みを帯びていた方がよりマンガ肉らしいと思います。次回の改善ポイントです。
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 側面も、もう少し円筒形というか、骨に均一に肉が付いているように焼く前に整形するべきです。
 骨を通すときのナイフの切り込みは、肉が縮んで骨に密着することで目立たなくなると予想していました。写真を見ると、やや遊びが残っているもののある程度は収縮しているように見えます。電子レンジの使用を控えて、外部からの炙り加熱の時間を増やせば、もう少し縮んで骨に密着すると思いますので、こちらも次回確認します。
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 で、試食しました。食べかけの食べ物の写真で失礼しますが、これも研究のためです。
 安いお肉なので、それなりにそれなりの味と固さです。電子レンジのおかげで中まで火が入っているので、食品としては安全かもしれません。しかしマンガ肉の条件に挙げられる、食いついたときに伸びるぐらいの肉の柔らかさと言う点では要改善です。
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 試しに半分に肉を切ってみると、ほぼ中まで火は通っているようです。理想は美味しいローストビーフのような、中はやや半生程度の加熱具合だと思うのですが、それには遠いようです。
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 ということで、今後、肉の調理方法についてもさらに検討が必要だと思います。

マンガ肉を作ってみよう04 [マンガ肉編]

 骨は一旦置いておき、肉の材料についての考察です。
 肉は、理想的には以下の条件が挙げられます。
 (ウィキベディアのマンガ肉の項目によると)

 ・一塊の肉であること。
 ・食いちぎる時、よく伸びること。

 個人的には以下の点も追加で挙げられると思います。

 ・表面に毛が付着したままになっている。(マンモスのどこかの部位の輪切りだからか?)

 ただ、これは食べるとき不便です。マンガ肉の製作で相談した同僚にも、鳥の皮とかを代用するというアイデアを聞きましたがちょっと面倒であったので、今回の試作では条件から外すこととします。

 一塊の肉で、しかも食いちぎる時に伸びるような状態はステーキなどで使われるようなビーフをレアで焼いた場合が一番近いと思います。
 しかし、あまりにもレア過ぎると生臭かったり衛生上よろしくないことも考えられます。
 そこで、先行して肉の加熱について考えていました。

 さかのぼること三年前。その当時からマンガ肉プロジェクトは動き出しており、その当時試行した鶏肉の塊を電子レンジで加熱した時の記録を掘り出しました。
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 20cm×10cm×10cm程度の大きさの鶏肉を用意し、それを電子レンジで1分間過熱しました。
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 その場合、中まで火が通り、なおかつ加熱により肉が収縮しました。
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 これらの火の通り方や収縮は、牛肉でも同様の傾向が見られると予想されます。
 これを利用することにより、肉に火を通し、かつ骨を付けた後に肉が縮むことにより肉が骨に固定される効果が期待できると思います。ただ、柔らかさをある程度保つために、加熱時間についてはもう少し短めにする必要があると予想します。

マンガ肉を作ってみよう03 [マンガ肉編]

 型ができたので、実際に型を使って作ってみます。
 用意したのはいつも使っている石粉粘土です。陶芸用の粘土とは特性が微妙に異なるとは思いますが、今回はこちらで試行します。
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 石粉粘土をよく練り、空気抜きのマネごとをしてから型に押し込みます。
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 この時点で練りこんだ際のシワが出来てしまっています。陶器を型で作るときは、もうちょっと水分を多く含ませるなどして柔らかく練って作るのでしょうか。

 とにかく深く考えずエイヤーで圧縮して成型しました。
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 うっすら認識していましたが、やはり型からはみ出したバリが多く出てしまいます。型から余った粘土が逃げるべきスペースが型にないためです。後で型を削って修正する必要があります。

 何回か、「バリを取り圧縮する」という工程を繰り返して粘土を取り出しました。
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 ちょっとバリが多すぎますが、バリ取りの処理をして大雑把に成型完了です。ここまでで15分程度かかりました。
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 粘土の柔らかさを調整し、バリを出さずに一回で成型できるように型を修正すれば、もう少し早く作ることが出来るようになると思います。

 ああ‥‥、何か作る時のいつもの傾向ですが、本来のマンガ肉を作るという目的から、途中の製作過程と手段に自分の興味が行っているようです。

マンガ肉を作ってみよう02 [マンガ肉編]

 マンガ肉の自作ということで、まじめに続けています。
 今回は、石膏で型を取りました。
 今週から暑くなり、冬場は乾燥までに三日ほどかかっていたところが一晩で石膏から水分が抜けていました。
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 残り半分の型を作って、型を仕上げます。

 これが出来ると実際に陶芸教室で粘土を成型するときに、簡単に作業を進められます。
 

マンガ肉を作ってみよう01 [マンガ肉編]

 何年も前から自作したかった、マンガ肉の製作に取り掛かりました。
 肉の素材や大きさなどの検討をして、計画の骨子をまとめる必要があります。ということで、骨から作り始めました。
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 石粉粘土で自分のイメージの中のマンガ肉の骨を立体化しました。
 大きさは、あまり大きすぎると肉をつけるのが大変とか、肉の材料代も高くついてしまうため、イメージよりも小さめにしての試作です。

 何回か成型と乾燥を繰り返して、最終的には紙ヤスリで磨いて原型を完成させました。
 無心でヤスリをかけるというのは、没頭できて非常に好きな作業です。出来上がった骨の表面に光沢が出るともうこれだけで満足してしまいます。
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 次回は、型取りをしてメス型を作り、その型を近くの陶芸教室に持ち込んで陶器で食器としてのマンガ肉用骨を作成しようと思います。
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